阪神高速が中国の高速道路会社と技術交流

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阪神高速道路会社は5月26日、中国江蘇(こうそ)省の高速道路を運営・管理する同省政府系企業「江蘇交通控股(こんぐ)有限公司」と技術交流や研修生派遣などの覚書を締結した。

両社は、現場視察や講習会によって技術交流を図るほか、技術情報やノウハウ、経験を共有する。情報共有するテーマは、橋梁や道路構造物などの維持管理、ITS(高度道路交通システム)、環境に配慮した施工や管理、有料道路の料金収受、高速道路の交通管理が考えられる。

さらに、1年または2年に1度程度、専門技術者や研修生の相互交流を実施する方針だ。

中国での将来的な事業展開を視野に

江蘇交通控股有限公司は江蘇省内の高速道路3828kmを所管するほか、海運やバス、ホテルなどの様々な事業会社を抱えるグループの親会社だ。高速道路の運営・管理については、傘下の運営会社23社に任せている。同有限公司は、課題である運営会社の技術力向上のため、阪神高速の技術ノウハウに期待する。

一方、阪神高速はこの締結を機に、社員に海外事業の経験を積ませることを狙う。同有限公司が所管する高速道路の維持管理や運営サービスへの関与など、将来的な事業展開も視野に入れている。

阪神高速グループは国内での経験を生かして、橋梁などの道路構造物の維持管理や運営サービスで、中国での事業展開を進めていた。例えば、阪神高速は2007年5月に、中国の浙江省の高速道路運営会社と、技術交流などの覚書を締結。11年4月には、同グループの阪神高速技研が上海に現地法人を設立し、土木技術コンサルティングを手掛けている。

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