米国で高速道路の点検受注、西日本高速の現法

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西日本高速道路会社は9月24日、米国現地法人の「ネクスコ・ウエストUSA」が、オハイオ州政府が管理する州間高速道路の点検業務を4万2000ドル(約460万円)で受注したと発表した。

 

道路の点検業務などを手掛ける現地の建設コンサルタント会社、リソースインターナショナルの下請けとして受注した。同社とは、一般道路の点検業務をきっかけに関係を構築していた。西日本高速グループが米国の高速道路の点検業務を受注したのは初めてだ。

点検対象は、オハイオ州シンシナティの州間高速道路(インターステート・ハイウェー)に位置する六つの橋梁のコンクリート舗装。延長は合計6.7kmだ。舗装内部の浮きや剥離とひび割れを調査する。

西日本高速グループが保有する二つの技術を用いる。一つ目が「赤外線カメラシステム」。健全な箇所と異状がある箇所で温度履歴に違いがあることを利用し、赤外線カメラで浮きや剥離がある箇所を特定する。撮影した熱画像を独自のソフトウエアで解析し、損傷度の判定結果を示せる。二つ目が「ラインセンサカメラシステム」。路面の状態をカメラで撮影し、画像をもとに表面のひび割れを調べる。検出精度は幅0.2mmだ。

点検業務とコンサルティング業務が柱

赤外線カメラとラインセンサカメラは計測用の車に搭載し、時速約80kmで走行しながら撮影が可能。目視や打音による点検と異なり、車線規制を伴わないのがメリットだ。いずれの技術も、西日本高速のグループ会社である西日本高速道路エンジニアリング四国が開発し、ネクスコ・ウエストUSAが米国で売り込んでいる。

ネクスコ・ウエストUSAは、西日本高速が2011年1月に設立。橋梁の点検業務と米国への進出を狙う日本企業のコンサルティング業務を事業の柱としている。13年度の売上高は、橋梁点検業務が400万円、コンサルティング業務が8000万円だった。14年度は点検業務で1000万円、コンサルティング業務で6000万円を売り上げるのが目標だ。

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